追っかけオタクになるまで
2◯才。社会人という人生の高い果てしない山を登り始めたばかりのわたしが関ジャニを好きになった話。の底までの成り行き前半。
ここで最初にお伝えしておきますが、マイペースでの応援ゆえまだ見れていないライブ、持っていないCD、収集できていない以前の番組の情報等…まだまだ足りない部分があります。
新米エイター(と名乗るにも恐れ多い)の記事です。生暖かい保温レベルの目で見てください。
そもそもオタクの道を歩み始めたのは中学2年生。
ど底辺のような中学時代、わたしの楽しみは銀魂という漫画でした。最近も実写映画でとても話題になっていたけれど、もちろん見に行きました。面白かったですね。
それまで漫画をあまり読むことのなかったわたしは、銀魂という個性的で魅力的なキャラ、ギャグパートとシリアスパートのいいバランスのストーリーの銀魂にズブズブハマって行き無事夢女子の道と腐女子の道を通りました。
おめでとうございます。元気な女の子のオタクですよ。
高校時代は主ジャンルを増やして行き、いたたた夢サイトや、自己満イラストサイトを開設しては途中で投げ出しておりました。
だって人のクオリティ高杉作品見てる方が楽しいんだもん。
大学時代。
地元を離れ、1人も知り合いのいない県外へ飛び出したわたしはカゴを抜け出した青い鳥。いや、暑いデブ。
初めての一人暮らし。
誰にも見られることのない部屋。
やることは一つでした。
部屋を自分だけの城にすること。
夢女子と腐女子のハイブリッドだったわたし、幸い所謂地雷というものもなく、オタクグッズは増えるばかり。
バイトを始め自由なお金も増え、漫画とグッズ、そして外食が増えたため脂肪も増えました。
薄い本も貯まれば辞書レベル。百科事典も怖くない。束にすれば鈍器。小指をぶつけては痛みに悶えていました。
しかしそれも1年生のうち。初めての大学。初めてのサークル。初めてのバイト。
今まで自分の世界に引きこもっていたわたしは大学時代を謳歌しようと、オタクしながらも日常生活にも力を入れていました。
次第に私生活が楽しくなってきて、今まで二次元だけと向き合ってきたわたしに、外界との繋がりができ始めたのです。
その頃から少しずつ、オタク生活から離れ始めていました。
外食と体重だけは増えて行きました。
大学2年生の頃にはすっかり漫画はタンスの肥やし、フィギュアも埃を被り、追っかけるアニメもなくSNSもただの飯テロアカウントになっていました。
3次元がこんなに楽しいのかと、3次元の人間ってこんなに優しいのかと。
今まで2次元にどハマりしていたオタクは思っていたのです。
しかしこの翌年。
わたしの人生を変えるコンテンツと出会います。
ミュージカル テニスの王子様
聞いたことがある方も多いでしょう。
わたし自身原作は中学時代に読んだことがあっただけで、そこまでどハマりしていなかったのですが、友人の誘いによりありがたいことに観劇することになりました。
その当時ネタ程度にしか見ていなかったのですが、実際に見たわたしは初回で着実につま先を、その沼の淵に引っ掛けていたのです。
「え、あの人かっこいい、誰?」
これが沼の淵。
「へえ…他の舞台にも出てたりするんだ」
これが浅瀬
「円盤お渡しイベント!?」
これが中間
「…誕生日イベント…?チェキも撮れるの…?」
沼の底です。
わたしが沼の淵につま先引っ掛けて底なし沼に沈んでいった経緯です。オタクならよくあるんじゃないですか???
わたしは一人の推し俳優を見つけ、大学の全てをその人に注ぎました。
2次元から3次元へ、その狭間の2.5次元へと身を置きました。
地方学生だったため毎月のように東京に遠征、出演舞台は全通or一日マチソワ観劇。接触イベントは自分の中でこの上ないオシャレをして当日チェキ券の購入。物販は、ここからここまでぜーんぶ頂戴!!!!
彼のやっているSNSを全てフォロー、つながりのある俳優もフォロー。
写真集だって3冊買ったし、同じ舞台の公演を見たのに、感動しすぎて同じ生写真を買ったり。
挙句握手会の後には自分の手の匂いを嗅いだりしてました。
残念オブ残念。
遠征した都会の街中でひとり手の匂いを嗅ぐオタク。
しんどみが深い。
これが大学卒業まで続くわけなのですが私の本来書きたいブログは今の趣味の話ですので次に少し続いたら終わります。